勉強が「自分事」になると強い
通塾してくれている小3の子の取り組み内容。
この子は算数が得意ということだったので、「もっと先の内容をやってみない?」と提案をし、4年生の予習が始まったのが6月。
現在小3であるから、小4内容を進める中で足りない知識が当然あった。
そうしたものはその都度補いながら進んできた。
加えて最初は本人の気持ちもそこまでは高くなかったため、なかなかペースが上がらなかった。
それがだんだんと1日2ページ進めることが当たり前になり、そして今では1日3ページを目標に取り組んでくれている。
といってもこちらが強制をしているわけではないし、本人も「特別な頑張り」をしているという感じでもない。
(特別な頑張りというのは、辛いけれども歯を食いしばって取り組む、という意味)
非常にリラックスして向き合ってくれている。
最近は終わりが見えてきたためだろうか、ご覧のようにすごい勢いで進んでおり、本人いわく「5年生の内容が楽しみ」だそう。
年内に4年生の内容を終わらせ、5年生の内容に入るつもりのようだ。
さて、勉強をさせるという行為は、勉強が「子供の興味の対象」ではなく、「させている人の興味の対象」となっている状態だ。
子供はそのことをよくわかっているので、子供からすれば勉強が「他人事」になってしまう。
他人事だからしんどいし大変、だからなかなか進まない、理解も遅い。
でも勉強が「自分事」になるとあっという間に吸収してしまうし、しんどさや大変さもない。
ちなみにこの子は算数が好きだが、それはあくまで学校の科目の中での話。
算数よりもゲームやアニメの方がはるかに好きで、そういったものを楽しむ時間をとても大切にしている。
また、平日は毎日算数の勉強をしているが、1日あたりの学習時間は10~20分程度と特別長いわけでもない。
それでもこれだけ多くの学習ができており、自分事になるかどうかの差はすさまじく大きいことがわかる。