本当にある怖い話
某公立中学のある学年の数学の話
その学校では10月の最初に2学期中間考査が行われる。
数学で使用する教科書は末尾のまとめや付録を除けばおよそ230ページあり、昨年の同学年は2学期中間テスト時点で102ページ分終わっていた。
10月は一年の半分が終わって折り返す月になるわけだが、前半には夏休みがあったのでちょうどいいペースだったと言える。
ところが何と今年は2学期中間テストが終わって76ページ分までのところだそうだ。
まるごと単元1つ分(つまり1章分)の遅れなのである。
(実はテストの20日ほど前の時点では64ページ分のところまでと宣言していたようだ。
しかしさすがにクレームが入ったのか、あるいはまずい状態にあると理解できたのか、急遽テスト範囲を広げてこの状態である。)
ではそれまでは一体何をしていたのかと疑問に思うわけだが、どうやら頻繁に復習、長い雑談による脱線、頭の体操(?)があり進まなかったのだそう。
さらにはテスト2週間前の時点にあっても、「テストが近いから勉強しなさい」と授業時間を自習にし、先へ進めようとしていなかったらしい。
そんなわけで、残りの半年で残っている154ページ分(全体の67%)を終わらせなければならないわけだ。
そもそもこの学校のある地域は他の地域に比べて学力が低い状態にあるにもかかわらず、である。
これを読まれた方、どのように感じられるだろうか。
私は「本当に怖い、自分が親なら絶対に預けたくない」と思ってしまった。